現代の日本を舞台に、「妖怪軍団」の総大将・ぬらりひょんの血を受け継ぐ少年を主人公として、人間と妖怪の世界を描いた怪奇ファンタジー。妖怪百鬼夜行の世界をヤクザ（主に侠客・博徒・任侠）の世界に見立てた勧善懲悪もの。百鬼夜行が見せ場として登場する。妖怪のほとんどは、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』、竹原春泉の『絵本百物語』といった妖怪画集から採用している。 『赤マルジャンプ』2006年SPRING号に掲載された後、『週刊少年ジャンプ』2007年35号に第32回金未来杯エントリー作品として読み切り掲載、金未来杯を受賞した（その他の詳細は後述）。『週刊少年ジャンプ』2008年15号より連載開始。2010年10月時点で600万部を売り上げている\[1\]。 2009年12月には小説版とドラマCDが発売され、『週刊少年ジャンプ』2009年53号にてテレビアニメ化が発表された\[2\]。2010年7月より第1期が放送され、2011年7月から第2期が放送されている。さらに『週刊少年ジャンプ』2011年29号にてゲーム化が発表された。KONAMIから今冬頃に発売予定。 ガンバ大阪のファンである作者の趣味を反映して、登場する人間キャラクターの苗字の殆どがガンバ所属の選手から取られている。 あらすじ \[編集\] 奴良リクオは一見はごく普通の中学生だが、実は彼は妖怪「ぬらりひょん」の孫で、4分の1妖怪の血を継いでいる。祖父の組「奴良組」の妖怪達と毎日どたばたと付き合いながら何とか普通の生活を送っている。 幼い頃、祖父から色々と武勇伝を聞かされ、妖怪とはかっこいいものであると思っていた。しかし、ある日友人との会話から、妖怪が人間から馬鹿にされる悪い存在であることを知ってしまう。そんな中、妖怪に襲われた友人達を守るために自身の妖怪の血を覚醒させ、友人達を救い出す。だが、4分の1しか妖怪の血を継いでいないリクオは1日の4分の1の時間しか妖怪の姿になれなかった。 そして4年後、中学生になったリクオは人間としての生活を望んでいたものの、組を統率するために妖怪の世界と向き合っていくことになる